僕にはすこし歳の離れた姉がいます。
2年前に、その姉が大学を卒業しました。
卒業式の日は大学の恒例行事で徹夜でパーティーだそうで、
僕は両親と3人で夕食を食べました。
「あの子もとうとう巣立つのねえ」
「早いなあ」
「さびしくなるねえ」
両親はシミジミと言いました。
姉は別の町での就職が決まっていましたから、
この家で一緒に過ごせるのもあとわずかです。
それどころか、遠すぎるので、
少し程度の休みでは気軽に帰ってくるというわけにはいきません。
会うことさえほとんどなくなりそうでした。
僕も、姉の門出をめでたいとは思いながら、
内心寂しいなあと思いました。
あんたも卒業しとく?卒業パーティー帰りの姉との穏やかな初体験
次の朝は休日でしたが、僕は何となくいつもどおりの
時間に目が覚め、ダイニングに降りました。
両親の姿はありません。
最近入ったサークルがことのほか楽しいらしく、
休日になると二人で朝早くからいそいそとでかけていくんです。
代わりに、ダイニングのソファで、
いつの間に帰ってきたのか、姉がうつらうつらしていましたが、
僕の気配に気づいたようで、声をかけてきました。
「もう起きたの?休日なのに朝早いわね」
「目が覚めたから。おはよう」
返事は返したものの、僕は姉の姿に目を奪われました。
昨夜のパーティのために用意したんでしょう、
チャイナドレス姿。
どうやら酒がまだ残っているようで、
着替えるのも面倒くさかったんでしょうが、
僕には目の毒でした。
青と黒の中間くらいの色的にはシックなチャイナ服でしたが、
豪華な刺繍がされていて、
キラキラ光沢を放っていて、
みるからにゴージャスそうです。
でも、僕にとっては、そんな事以上に
それを着た姉の色っぽさがありえなかったんです。
身体の線は全身ぴっちりでてるし、
スリットはイメージそのままにかなり深いところまで開いています。
姉がすこし足を開いていたせいで、
前の部分の布が内もも側に入り込んでいて、
ふとももの外側が派手に見えています。
普段カジュアルなかっこうをすることが多い姉は、
僕の目からみてもかわいらしかったのですが、
あんまりこういうセクシーなイメージはありませんでした。
だから、余計に僕はドキドキしました。
それで、ついじーっと姉のことを見てしまったんです。
姉はすぐに、僕の視線に気が付きました。
「なにじっとみてるの?…ははー、こういう服、お気に入りなんだ」
「そんなんじゃないよ、実際に見るのはじめてなんだし」
でも、そうは言いましたが、
姉の姿は童貞の僕にはあんまり刺激が強すぎた。
気が付いたときには、股間がうずき始めていました。
まずい、あれは姉だぞ、と思ったんですが、
いまさらどうにもならず、
ムクムクと僕の股間は起き上がってしまいました。
「あれ、大きくなっちゃった?いけないんだー。」
意外と、姉はペースを崩すこともありませんでした。
弟が目の前で自分に勃起しているのに、
からかっているような雰囲気です。
大人ってこういうものなのかな、と少し思いました。
でも、余計に僕は恥ずかしくなって、
顔まで火照ってきました。
「そんなに照れなくていいってば。自然なことでしょ?」
「悪い」
「いいって。それよりいつまでも大きくしてないで、
落ち着きなさいって。ガツガツしてるとモテないよー」
「余計なお世話だよ」
ただ、それでも勃起はおさまりません。
無理です。
「全然ちっちゃくならないねえ」
姉は、しばらく僕の股間を見ていましたが、
やがて、言ったんです。
「ねえ、あんた、まだ童貞?」
「そうだけど?見ればわかるだろ」
「あー、そういうことか」
そして、姉は納得したような顔でうなづきました。
それから、とんでもないことを言いました。
「それで、童貞クンはわたしとしたいわけだ?」
「はあ?何でそうなるんだよ」
「そんなに大きくしてるのは、そういうことでしょ?」
「いや、姉ちゃん相手にそれはねえよ!」
けれど、改めて言われてみると、
仮にできるのであれば、
やりたいかやりたくないかというのであれば、
やりたい。
自分があっさりそう思ってしまったことに、
自己嫌悪しながらも僕はますます興奮してきてしまいました。
無様な僕の姿を姉はしばらくみつめていましたが、やがてつぶやいたんです。
「あんたともしばらくは会えないだろうしね…。
弟に最後に世話焼いてあげるのも、悪くないか」
軽く微笑むと、気だるげに立ち上がり、僕の方へ近づいてきました。
やっぱり酒が残っているのは確かなようです。
足元が少しふらっとしていました。
立ち姿になって太ももはドレスの下に隠れましたが、
どっちにしろ露出が多いのは変わりません。
代わりに、近づいてきた姉の身体からは
香水なのかなんなのか、いい香りがして、
僕は硬直する以外にはありませんでした。
目の前まで来て、姉は言いました。
「あんたがよければ、わたしで卒業しとく?」
「何をだよ」
「童貞」
至近距離でためらいもなくそう言った姉は、
大人そのものという雰囲気でしたが、
その笑い顔は意外と昔と変わらず、無邪気に見えました。
姉のいい香りをかぎながら、僕は顔を縦に振ったんです。
姉が自分の部屋にゴムを取りに行っている間に、
僕は言われた通りに下半身裸になりました。
自分で見ても、あきれるほど勃起していました。
先っちょからは、もうカウパーが垂れ始めています。
「だいたいわかってたけど、はちきれそうだね」
戻ってきた姉は僕の股間を見るなりそう言いました。
ゴムのパッケージを破り、手際よく僕の股間に装着してくれます。
はじめてゴムをかぶせられた自分のち●こは、
ゴムの色でなんだかカラフルで、なんだか滑稽でした。
「これでよしっ、と。どうする?下着、脱がせてみたい?」
「うん」
「エッチなんだから。はい」
姉は後ろを向くと、自分でチャイナドレスをめくり上げました。
いきなり、姉の真っ白なお尻が目の前に現れ、
鼻血が出るかと思いました。
黒のTバックなんです。
「姉ちゃん、こういうの履くんだ…」
「そんなに履かないわよ。チャイナドレスってこういうの履くって聞いただけ」
「それ、本当かよ?」
「わかんないけど。ネットで見ただけだし」
いそいそと僕は、姉の下着に手を掛けました。
ほとんど太さがなく、下手に力を入れるとちぎれそうな気がして、
慎重に、少しずつずりおろしました。
姉のお尻の膨らみで少し引っかかったものの、
コツをつかむと意外とすんなりとふとももまでおろすことが出来ました。
よく見ると、下着の裏はぐっしょりと濡れていました。
姉のあそこの汁です。
「ドキドキする?」
「当たり前だろ」
「そうだよね。わたしもそうだもん」
「姉ちゃんは経験、あるんだよな?」
「そりゃあそうよ。別れてからは久しぶりだけど」
「経験あっても、ドキドキするのか?」
「もちろん。慣れちゃったらそこで終わりだよ…あ、そこまででいいよ」
姉は、膝までおろした下着から自分で足を引き抜きました。
姉に言われるまま、僕は床に仰向けになりました。
暖房をかなり効かせているので室内は寒くありませんでしたが、
それでもフローリングの床の冷たさが、むき出しの尻にひやっと伝わってきました。
「どう、今から童貞卒業する感想は」
「頭おかしくなりそう。でも、まだあんまり実感ないな」
「そうだろうね」
僕を見下ろしながら姉は優しく言いました。
それから僕の上にまたがりました。
「姉ちゃん、脱がないの?」
「この服、好きなんでしょ?」
「うん」
「じゃ、着てた方がいいんじゃない?」
「汚れないか?」
「そこまでは大丈夫だと思う。それに、どうせもう、着る機会ないだろうし」
姉はそのまま足を曲げ、チャイナドレスの裾の位置を
股間に巻き込まないよう調整しながら、しゃがんでいきます。
上半身に垂れた布に軽く触れてみると、
なんだかすべすべしていい手触りだったのを覚えています。
そうこうするうちに、僕の先っぽは、
ふにゃっとした柔らかいものに触れました。
「ひっ」
つい、情けない声を出してしまった僕をみて、
姉はくくっと小さく笑いました。
「何よ、まだ、触れただけだよ?」
「いや、だって」
「かわいいなあ。でも敏感なのはいいことだよ?」
姉の手が伸びてきて、素早く僕のち●この位置をずらしました。
柔らかい感触とは別に、しっとりとした湿り気が伝わってきました。
「いくよ」
「うん」
姉は、腰を少しずつ下げ始めました。
それに従って、ち●こが少しずつ、
あたたかく包み込まれて行きます。
「はじめてのおま●こ、どんな感じ?」
「や、やばい」
「かーわいい。でも、あんたのもすごく硬くて、いい感じ…」
ヌルヌルとした感触は、
やがて、竿の一番根元まで広がりました。
ものすごく、あったかい。
「全部入ったよ」
「そうみたいだな」
「卒業、しちゃったね」
姉は、そのまま腰をじんわり動かしていきます。
「悪いんだけどあんまり激しくはできないよ。ちょっと頭、まだ本調子じゃないから…」
「酒?」
「うん」
「充分だよ。これ、すごいいい」
動きがゆっくりなことなんて、あんまり関係ありませんでした。
はじめて味わうま●こは、たとえそれが姉の、
本来なら絶対手を出してはいけない相手のものだとわかっていても、
最高という以外に言葉が見つかりませんでした。
中の粘膜が時折、くいくいと器用に動いて、
締め付けてきます。
「姉ちゃん、ま●この中って自分で動かせるもんなの?」
「動かせなくはないかなあ。わたしは下手だけど…今、動いてる?」
「うん」
「だったら、勝手に締まってるんだよ。あんた、喜んでいいわよ」
「そうなのか?」
「それだけ、わたしが気持ちよくなってるってことだからね」
「それ、ち●こがいいってこと、だよな?」
「下品な言い方しないでよ。…まあ、そういうこと」
そんなことを言われたら、もう限界だと思っていた
僕のち●こは、ますます硬くなってしまいました。
「あひっ…」
「姉ちゃん、どうしたの」
「もう、中がいっぱいなのよ」
姉ちゃんの顔も、だんだん赤くなってきました。
内ももが汗ばんでいるのが分かります。
僕はつい、チャイナドレスで覆い隠されていた
繋がっている部分が見たくなって、
布をめくってみました。
「な、なにしてるの!エッチ」
姉が慌てたようにいいましたけど、
エッチなのは今さらです。
ゆっくりと姉の中に出入りしている僕のち●こは、
遠目にみても姉の愛液でべとべとになって、
表面のゴムが光っていました。
下から見上げると、
チャイナドレスの胸の部分の膨らみが気になったので、
手を伸ばして軽くもんでみました。
「ちょっとお、あんた、はじめてなのに…」
そう言いながらも、姉はさらに気持ちよさそうな、
とろんとした顔になりました。
もう、声の感じもまるで甘えているみたいです。
はじめて触った姉の胸は、マシュマロみたいでした。
「胸、好きなの?」
「うん…おま●こと一緒にされると、ヤバい」
そう言っている間にも、
ち●この表面のテカリがさらに激しくなったのがちらっと見えました。
手が疲れたので裾を元の通りに戻し、
それからしばらくの間、僕と姉は
繋がったままお互いの身体をゆるやかに動かし続けました。
これまで長い間想像していたのと違って、
とても静かなセックスでした。
春めいた、のどかな休日の明るいダイニングで、
チャイナドレスの衣ずれの音と、
ドレスごしに聞こえる
ぴちょぴちょというかすかな水音だけが
妙に大きく聞こえました。
姉は喘ぎまくるでもなく、
じっくりと僕の身体を味わっているみたいでした。
僕も、息こそ荒くなっていましたが、
ゆっくりと姉の中に溶けていくみたいな感覚でした。
早漏というほどではないですが、
決して長い方とも思えない僕があんなにもったのは、
そんなセックスだったからだと思います。
いつまでも、姉のなかにいたいと思ったし、
射精してしまうのがなんだか嫌でした。
でも、そんな時間にも、終わりは来ました。
「そろそろ精液、出そう?」
「うん。もう、ヤバい」
「そう。どうだった?」
「聞かなくてもわかるだろ」
「そうね。顔だけでみえみえ」
「姉ちゃん、優しいのか意地が悪いのかわかんないよ」
「優しいでしょ?こんなこと、意地悪だったらさせないよ?」
「ありがと」
「お礼は最後まで出したあとでいいよ…終わったら、なんかつまもうか。ちょっとお腹空いてきちゃった」
「俺、適当なもの作るよ」
「お願い。あんたと食べることも、これからはしばらくないね」
「そうだな。あ、姉ちゃん…」
「出る?」
「うん」
「いっぱい出しときなさい。わたしも、イきそうだから…」
姉の中で、僕はち●こを震わせ、射精しました。
姉も、ぶるっと身体を震わせました。
セックスと同じで、とても静かな絶頂でした。
終わった後もそのまま余韻に浸ってしまい、
僕ら姉弟は後始末のことも忘れて、しばらく繋がったままでした。
数日後、姉はカバンひとつを携えて旅立っていきました。
引っ越し荷物で大体のものは送ってしまったので、
思ったよりも軽そうでした。
出発前、両親の目を盗んで、
姉は小さな声で僕にささやきました。
「じゃあね。せっかく卒業させてあげたんだから、早く経験生かせる相手、見つけなさいよ」
「うん、ありがとう。姉ちゃんも、早めに彼氏つくれよな」
「それは言わないの」
姉はにこりと笑いました。
予想していた通り、その日を最後に、僕は姉に会っていません。